写真展を準備した俣本会長(左)と上楽副会長

写真展を準備した俣本会長(左)と上楽副会長

富山県 高岡・氷見・射水 その他

美しい富山湾守ろう 無人ボックスの会 海岸ごみ写真展

北日本新聞(2021年9月2日)

 富山湾の海岸美化活動に取り組むボランティア団体「無人ボックスの会」(俣本浩司会長)が1日、海岸ごみの状況を伝える写真展を高岡市片原町の北陸銀行高岡支店で開いた。30日まで。環境問題に関心を持ってもらおうと2018年から県内の小中学校や銀行で開催しており、新型コロナウイルス感染拡大で昨年から中断していたが、巡回を再開した。

 無人ボックスの会は誰でもごみ拾いに協力しやすいよう、無料の袋を入れたボックスを富山市の岩瀬浜、浜黒崎海岸や氷見市の島尾海岸などに設置している。

 写真展はこれまで、県東部を中心に小中学校約200校を巡回し、富山市内の北陸銀行支店10カ所で開催した。新型コロナによる中断を経て今回から再開し、高岡市内の他の支店でも開く予定。今後、県西部の小中学校も巡回し県内全小中学校を回りたい考え。

 高岡支店には、17年ごろから俣本会長(83)が県内の海岸で撮った写真など約140点を展示した。「世界で最も美しい湾が泣いている」として、大量のごみが海岸に打ち上げられた状況を記録。海岸に設置したボックスや、集まったごみを回収する様子など会の活動も紹介した。海洋プラスチックごみの現物も並べ、生物に及ぼす影響について訴えている。

 8月31日に上楽純生副会長(78)と展示作業をした俣本会長は「世界で最も美しい湾を自分たちで守りましょう」と美化への協力を呼び掛けた。

えきねっと びゅう国内ツアー

高岡・氷見・射水 ニュース

高岡・氷見・射水
イベント

高岡・氷見・射水
スポット