海辺に姿を表した原広司氏の作品=珠洲市の木ノ浦海岸

海辺に姿を表した原広司氏の作品=珠洲市の木ノ浦海岸

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珠洲の豊かさアートで 奥能登国際芸術祭 4日開幕 国内外53組 市内全域に彩り

北國新聞(2021年9月4日)

 能登半島の最先端、珠洲市全域を会場にした奥能登国際芸術祭2020+(北國新聞社特別協力)は4日、開幕する。10月24日までの51日間、16の国と地域から参加した53組の作家の現代アートで彩る。公開される作品群は、豊かな自然や歴史、人々の営みの記憶などが表現され、「珠洲の豊かさ」をアートの力でより遠く、広く発信する。

 2017年に続く第2回の芸術祭は、新型コロナの影響で1年延期され、4年ぶりの開催となる。開幕を翌日に控えた3日、プレスツアーが行われ、新型コロナの影響で12日まで公開が休止される作品の一部も関係者に披露された。

 自然の中や使われている建物のほか、駅跡、喫茶店や銭湯、学校のグラウンドなど、今は使われなくなった場所にも作品が置かれ、土地に宿る人々の記憶が作品に投影されている。

 芸術祭の総合ディレクターを務めるアートディレクターの北川フラム氏は、多くの地域で使われなくなった建物が壊されたり、生活道具が失われたりしていると説明した上で「珠洲は人がぐっと減ったが、良いものが不思議なくらいに残っている」と語った。

 今回の目玉は旧西部小を改修して開館するスズ・シアター・ミュージアム「光の方舟(はこぶね)」(大谷町)となる。珠洲市内の家に保管されていた民具を収集する「珠洲の大蔵ざらえ」プロジェクトの集大成として、8組の作家が民具を使ったアートを制作した。

 木ノ浦海岸に展示された原広司氏の作品は、あずまやや柱のような構造物で構成される。

 旧日置(ひき)公民館では、さわひらき氏の作品が展示される。12日までは非公開となる。

 市などで構成する実行委は感染症対策を取った上で鑑賞者を受け入れる。12日までは屋外の25カ所で作品を公開し、屋内展示の25会場は休止する。23日を除く木曜日は休館とする。

 展示時間は午前9時半~午後5時。鑑賞の際は、さいはてのキャバレー(飯田町)、スズ・シアター・ミュージアムに設けられる検温スポットにまず立ち寄る必要がある。

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