カフェで提供するフルーツサンドやサラダ、フラッペ

カフェで提供するフルーツサンドやサラダ、フラッペ

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青果店、カフェはじめます!! 飯田の老舗「新たな形で魅力伝える」

信濃毎日新聞(2021年9月4日)

 飯田市追手町の老舗青果店「伊福屋商店」が10日、スムージー、フルーツサンド、サラダなどを楽しめるカフェを市内で開店する。これまで培ってきた仕入れルートを最大限に生かし、南信州産の野菜、果物をふんだんに使用。楽しく、手軽に青果を味わえる「八百屋さんのカフェ」にしようと張り切っている。

 場所は市中心部の再開発ビル「トップヒルズ本町」1階で、店名は「フルーツダイニングヒルズカフェ」。フルーツゼリー、フラッペなども販売する。果物は人気が高いナガノパープル、シャインマスカットや、県が開発した夏秋イチゴ「サマーリリカル」を使う。カップ入りサラダには、松川町の専属農家から仕入れたベビーリーフ、南信州産のズッキーニ、ミニトマトなど。どれも「インスタ映え」が期待できるカラフルな見た目だ。商品の価格帯は300~500円を予定する。

 伊福屋商店は明治創業で、歴史は100年を超える。6代目の福沢弘毅社長(43)は「青果店が直営することでより安く質の良い商品を提供でき、お客さんに満足してもらえると思う」。通常、店が業者から青果を仕入れた場合に発生する中間マージンがないためだ。福沢さんによると同様のカフェは首都圏などで先例があり、自社でも挑戦したいと思っていたという。

 新型コロナウイルス下でもあり、テークアウトを中心に営業する。「新しい形で野菜や果物のおいしさ、魅力を伝えたい」と福沢さん。さらにメニューを増やすことも検討中だ。営業時間は午前10時~午後6時。当面は不定休。

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