平谷村の平谷高原スキー場に、未舗装の道をバイクで走るモトクロスのコースがプレオープンした。冬季以外にもスキー場を活用し、誘客増につなげる狙い。来年4月の本格オープンを目指し、安全性などを確認して改良を重ね、自転車用コースも整備する。
名称は「フラットバレーオフロードパーク」。全長1・1キロのコースは元全日本モトクロス選手権チャンピオンの伊田井佐夫さん(65)=埼玉県川口市=が考案した。ゲレンデの起伏を生かし、「テーブルトップ」と呼ばれるジャンプ台や数多くのコーナーがあり、公式大会にも使える規格だという。伊田さんは「初級者から上級者まで楽しめる。随時、改良していきたい」と話す。
4日のプレオープンには県内外からライダーが集まり、新型コロナウイルス対策のため広いゲレンデで密にならないよう気を付けながら、早速、エンジン全開で走った。
パークの事務局長で村内で宿泊施設などを経営する寺島広生治(ひろみち)さん(57)は「汗をかいたら温泉に入り、おなかがすいたら飲食店を利用してもらい、村を活気づけたい」と話している。
今季の営業は10月末まで。土日祝日の午前9時半~午後4時。料金は1日3500円で、さらに保険加入も必要。詳細はパークのホームページ(http://www.logya.com/flat_valley/)へ。