先導役に続いてご神体を納めた木箱「唐櫃」を担いで歩く氏子=小松市安宅町

先導役に続いてご神体を納めた木箱「唐櫃」を担いで歩く氏子=小松市安宅町

石川県 加賀・白山・小松 祭り・催し

小松・安宅まつりが開幕 宮獅子、2年ぶり町内巡る

北國新聞(2021年9月8日)

 安宅住吉神社(小松市安宅町)の例大祭「安宅まつり」は7日、3日間の日程で始まった。初日は昨年に引き続き、コロナ感染防止のため大勢で担ぐ神輿(みこし)に代わり、ご神体を納めた木箱「唐櫃(からひつ)」を初老の氏子2人が担いで安宅町と義仲町を巡り、住民が健康や繁栄などを祈った。昨年は中止された宮獅子が2年ぶりに復活した。

 唐櫃の巡行に先立ち、拝殿で遷御祭(せんぎょさい)が営まれ、北村嘉章宮司が祝詞を奏上。先導役に続いて唐櫃を担いだ初老が出発、両町を回った。

 宮獅子はコロナ対策で各家庭は回らずに安宅会館や義仲町会館などで舞を披露し、保存会員約20人が棒や鎖鎌などで獅子を仕留めた。昨年、獅子頭を約30年ぶりに新調しており、弥(や)三(そ)谷(たに)賢一保存会長は「住民にやっと新たな獅子頭で舞をみてもらえた」と話した。

 8日は氏子の健康などを祈る「大祭式」、町内の太鼓グループ「安宅太鼓会」の大太鼓奉納などが営まれる。曳船(ひきふね)の巡行、赤襦袢(じゅばん)をまとった未婚女性による輪踊りは昨年同様、中止となった。

えきねっと びゅう国内ツアー

加賀・白山・小松 ニュース

加賀・白山・小松
イベント

加賀・白山・小松
スポット