秋の食卓を彩る越前焼の食器を展示した「美味(おい)しい器展2021」が11月28日まで、福井県越前町の越前陶芸村文化交流会館で開かれている。料理を引き立てる色とりどりの器約600点が同館ロビーに並ぶ。
同展は「味覚の秋」に合わせ、同館が毎年、開催している。
越前焼の27窯元が出品している。定番のマグカップやご飯茶わん、平皿のほか、猫の形をした箸置きなど個性的な作品もある。洗ったフルーツなどを入れられるざるの器や、たくさんの料理を一度に並べられるワンプレート皿など、豊富な種類の器が並ぶ。作品はその場で購入できる。
同館の担当者は「最近、コロナ禍で外出自粛が求められる中、少しでもぜいたくな気分を味わいたいという人たちが食器を買い求めるケースが増えている。ぜひ見に来てほしい」と話していた。