飯田市の食肉販売業者などでつくる実行委員会は8日、「世界一長い」鉄板で焼き肉を楽しむイベントを市内で開くため、クラウドファンディング(CF)を始めたと発表した。集めた資金で長さ11・29メートルの焼き肉用鉄板を作り、「飯田焼肉の日」の11月29日に使用。「焼き肉のまち」と呼ばれる市をPRする。
実行委員長を務める飯田下伊那食肉組合長の吉川武彦さん(67)は市内で記者会見を開き、「地域活性化につなげたい」とあいさつ。みそ製造販売のマルマン(飯田市)取締役営業企画部長で副委員長の中田泰雄さん(43)は「リニア中央新幹線開業、三遠南信道全線開通後の大きな目玉になる」と訴えた。「飯田焼肉の日」は昨年、同組合とマルマンの申請で日本記念日協会(佐久市)によって登録された。
寄付はCFサイト「レディーフォー」で10月8日まで受け付ける。最終目標額は350万円。寄付した人は鉄板に名前が刻まれるなどの特典がある。