18~20日に金沢21世紀美術館シアター21で開かれる「カナザワ映画祭」(本社後援)を前に、主催する「映画の会」の小野寺生哉(いくや)代表理事は9日、北國新聞社を訪れ、見どころを紹介した。
映画祭では「期待の新人監督」として、全国から応募のあった自主映画83作から選考された11作品を上映し、グランプリを決める。グランプリを受けた監督には次回作製作の支援金が贈られる。小野寺さんは「コロナ禍で、どう生きるかというテーマ性のある力作がそろった」と話す。
前回グランプリの保谷聖耀監督(京大4年)が金沢や加賀でロケを行った「宇宙人の画家」をタテマチ屋上映画祭で初公開する。保谷さんは大学を休学し、石川に滞在して製作。シソンヌじろうさんやオーディションで選ばれた地元の小中学生も出演した。
映画祭では歴代のグランプリ監督の新作の上映のほか、ジョージ・A・ロメロ監督ら名監督の新人時代の作品を日本初公開する。