北アルプス爺ケ岳(2669メートル)近くにある種池山荘で、周辺に生息するライチョウなどをデザインした手拭い(1枚千円)が登山者の人気を集めている。山荘を経営する柏原一正さん(65)=大町市=が、県内外で保護活動が行われているライチョウが増えてほしいと願い、描いた。
これまでも近くの鹿島槍ケ岳を描いた手拭いを販売していたが、宿泊客から爺ケ岳の手拭いも欲しいとの要望が多く寄せられていたという。手拭いには、親子のライチョウ30羽余と爺ケ岳をデザイン。多い日で30枚売れる人気といい、柏原さんは「子どもを大事に育てるライチョウの愛くるしさや優しさを多くの人に伝えたい」と話している。