収穫したヤマブドウを手にする参加者

収穫したヤマブドウを手にする参加者

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ヤマブドウ甘酸っぱい 移住者ら収穫体験

北日本新聞(2021年9月12日)

 南砺市福光地域の中山間地、西太美地区の住民らでつくる太美農泊推進協議会(堀郁夫会長)と「医王の恵み友の会」(川辺邦明会長)は11日、耕作放棄地を活用して設けた同市才川七(福光)のヤマブドウ畑で、地元の移住者らを招き収穫体験会を開いた。

 地元に多く自生するヤマブドウを活性化の起爆剤にしようと、5年前に栽培を始めた。2ヘクタールの畑に苗木350本を植え、3年前からヤマブドウワイン「アッタラモーニ」を販売している。ことしは過去最高となる600キロ超の収穫を見込む。岩手県から仕入れるヤマブドウと合わせ、今年はワイン約1500本を作る予定にしている。

 ワイン用の収穫は10月末からで、移住者らに先駆けて体験してもらうことにした。新型コロナ感染拡大により、今回は一般参加を見送り、地区住民と地元移住者に限定し、感染予防対策を徹底して収穫体験を行った。

 参加者らは、はさみを持ってたわわに実ったヤマブドウをバケツいっぱいに採り、収穫を喜んだ。取った実は早速絞って果汁にして甘酸っぱい秋の味を楽しんだ。

 友の会の川辺会長は「今年は鳥獣害の被害もなく、良いヤマブドウができそう。こだわりのワインをぜひ味わってもらいたい」と話している。

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