福井県若狭町みそみ小3年の17人が9月13日、地元特産品「岩屋梨」の収穫を体験した。枝がたわむほどずっしり実ったナシを丁寧にもいだ後、取れたてを堪能。秋の味覚に舌鼓を打った。
地場産食材に親しんでもらおうと、同校と町が連携し毎年行っている。収穫したのはさっぱりした甘さが特長の品種「二十世紀」。児童は、病気から実を守るため袋掛けを2度するなどし、成長を見守ってきた。
ナシ園約1千平方メートルで作業した。児童は自分の名前入りの袋に包まれたナシなどを収穫。実を持ち上げたり回したりして枝から切り離していった。
約300キロを収穫した後試食。「甘い」「しゃきしゃきしてる」と笑顔でほおばっていた。初めてナシを収穫したという児童は「うまくもげなくて大変だった。大人になっても岩屋梨を食べたい」と話していた。出荷は9月24日まで続くという。