妖艶な雰囲気を醸し出す「超・花魁」に見入る来場者=金沢21世紀美術館

妖艶な雰囲気を醸し出す「超・花魁」に見入る来場者=金沢21世紀美術館

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21世紀美術館 アートアクアリウム展が開幕

北國新聞(2021年9月18日)

 誕生15周年記念祭「アートアクアリウム展」(北國新聞社、同金沢実行委員会主催)は17日、金沢市の金沢21世紀美術館で開幕した。金魚が泳ぐ巨大水槽が刻々と変化するライトアップや映像で彩られ、来場者は生きた芸術との一期一会に浸った。

 5年ぶりとなる金沢展は巨大金魚鉢に3千匹が舞い泳ぐ「超・花魁(おいらん)」や、通路頭上でゆらゆらと金魚が漂う「天井金魚」など、11作品が北陸で初公開された。

 日本の伝統工芸と最新の演出技術を融合した作品も見どころで、京友禅を水槽に埋め込んだ「キモノリウム」は金魚が泳ぎ回り、鮮やかな模様を描き出した。総合プロデューサーの木村英智さんは「非日常の空間で安らぎや癒やしを感じてほしい」と呼び掛けた。

 会期は10月14日までで、時間は午前10時~午後6時(金・土曜は午後8時まで)。オンラインチケットは一般2200円、4歳~小学生1千円で、平日は日付指定、土日祝は日時指定。会場販売は各200円増し。優先的に入場できる土日祝のファストパス券もある。

 ほっこく観光はバスツアー「アートアクアリウム展 鑑賞の旅」を実施する。30日、10月8日はJR富山駅など発着、10月1、14日はJR七尾駅前ビル「ミナ・クル」など発着で、いずれもJR金沢駅を通過し、金沢東急ホテルでの昼食付きとなる。

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