見頃を迎えたタチアカネ=20日

見頃を迎えたタチアカネ=20日

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タチアカネ、紅白揺れる秋 青木特産ソバの花と実

信濃毎日新聞(2021年9月21日)

 青木村で特産のソバ「タチアカネ」が見頃を迎えている。20日は朝日に照らされた白い花と赤い実が風にゆらゆらと揺れていた。場所によって開花時期が多少違い、見頃は今月末まで続くという。

 タチアカネの多くは転作作物として毎年場所を変えて栽培している。今年は下奈良本や入奈良本、中挟(なかばさみ)などの計68ヘクタールで、収穫は10月上旬に始まる。村建設農林課地域農業マネジャーの清水真巳さん(67)によると、8月中旬の前線停滞で大雨の影響を受けたが収量は例年並みを見込む。

 紅白の色合いが畑に広がる光景は村の秋の風物詩。ミツバチなどの昆虫によって受粉すると実は赤く膨らみ、収穫時期に黒くなる。そばは甘みと風味の良さを備え、つるつるとした食感が特長という。清水さんは「村おこしの柱。栽培する農家のおかげで良い景色が見られる。大切にして多くの人に知ってもらいたい」と話した。

 新そばの提供は11月。村内の五つのそば店で味わえる。

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