見頃を迎えつつある赤ソバが広がる「赤そばの里」=20日

見頃を迎えつつある赤ソバが広がる「赤そばの里」=20日

長野県 伊那路 花・紅葉

赤ソバ、風にゆらゆら 箕輪の畑4・2ヘクタール

信濃毎日新聞(2021年9月21日)

 箕輪町上古田地区にある4・2ヘクタールの赤ソバ畑「赤そばの里」で、濃いピンク色の花が見頃を迎えつつある。地元有志でつくる「古田の里赤そばの会」が手入れをしているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で栽培を見送ったため2年ぶりの彩りだ。20日は訪れた家族連れらが、青空の下で風に揺れる様子を楽しんだ。

 8月11日に「高嶺(たかね)ルビー」の種約200キロ分をまいた。その後の大雨で畑の所々が帯状に流失する被害が出たが、色づきは良好という。安曇野市から初めて訪れた会社員男性(32)は畑一面に咲く花に「圧倒されます」と話した。

 新型コロナ対策で手打ちそばや地元農産物の販売といった例年のような催しは開かない。赤そばの会の押野光会長(70)は「周囲の素朴な自然と色づく花々をゆっくりと楽しんでほしい」。見頃は今月末ごろになりそう。

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