群生するマツタケを収穫する北沢さん

群生するマツタケを収穫する北沢さん

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上田のマツタケ 「まれな大豊作」

信濃毎日新聞(2021年9月25日)

 上田地域で今季、マツタケが豊作になっている。上田市武石の農林業北沢賢二さん(67)が入山権を持つ区有林の一角には、大きなマツタケが群生。10本ほど集まっている場所もあり、北沢さんは「これほど群生するのを見たのは初めて」と驚きを隠せない様子だった。

 30年以上前から入山権の入札に参加しているという。22日、山へ同行した。鹿に食べられてしまっていないかと心配していたが、無事約1キロを収穫した。

 同市や長和町、坂城町などで採れたマツタケを出荷する長野県連合青果(上田市)の野菜グループマネジャー山本剛さん(42)によると、今年は「近年まれに見る大豊作」。24日の入荷量は今季最高の150キロ超えで、7年ぶりの好記録だった。同日の卸価格は1キロ当たり3万~5万円。ここ数年と比べ、今季は総じて2~3割安いという。

 8月中旬から下旬にかけての適度な降雨と、例年より早い時期に気温が下がったことが豊作の要因という。

 北沢さんは「いいマツタケは硬く、包丁を入れるとギュッと音がする。お吸い物にして食べるのがお薦め」と話していた。

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