「若菜売」などを鑑賞する喜康さんと恵都子さん=高岡市美術館

「若菜売」などを鑑賞する喜康さんと恵都子さん=高岡市美術館

富山県 高岡・氷見・射水 その他

「追体験できて感動」 高岡市美術館展 本保義太郎の親戚来場

北日本新聞(2021年9月27日)

 高岡市美術館で開催中の国立美術館巡回展「高岡で考える西洋美術-〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」で取り上げている高岡出身の彫刻家、本保義太郎(1875~1907年)の親戚7人が26日、同展を鑑賞した。

 義太郎は、源平町の仏師の家に生まれ、東京美術学校(現東京芸術大)を経てパリに留学。ロダンが彫塑部長を務めた展覧会で入選した。

 この日は、本保家を継いだ金沢市の医師、喜康さん(高岡市出身)と妻の恵都子さんらが、義太郎の彫刻「若菜売」やデッサン、パリ時代の彫刻の写真などを見て回った。喜康さんは「義太郎の人生を追体験させてもらい感動した」、恵都子さんは「知らなかったことを調べてもらい感謝している」と話した。

 同展は、義太郎を切り口の一つに西洋美術の魅力を紹介。国立西洋美術館と市美術館の収蔵品約130点を出品している。10月31日まで。月曜休館。

えきねっと びゅう国内ツアー

高岡・氷見・射水 ニュース

高岡・氷見・射水
イベント

高岡・氷見・射水
スポット