山ノ内町の志賀高原で一沼(いちぬま)周辺の紅葉が色づき始め、ナナカマドの実は赤みを増し、秋の深まりを感じさせている。日差しを受けて鮮やかに映える赤い実の周りをトンボが飛び交い、遊歩道には散策を楽しむ人たちの姿もあった。
志賀高原観光協会によると、一沼がある一帯は標高約1400メートル。現在はナナカマドやヤマウルシの葉が赤く色づいており、これからシラカバやダケカンバなどが黄色くなっていく。見頃は例年並みの10~16日に迎え、20日ごろには落葉が進みそう。
同観光協会は、マスクなど新型コロナウイルスの感染防止対策に加え、熊よけの鈴やラジオなどの携帯も呼びかけている。