小諸市が小諸駅近くの大手門公園に整備していた「まちタネ広場」が2日、オープンした。まちづくり会社のURリンケージ(東京)と、公園のさまざまな使い方を試す「プレイスメイキング社会実験」を行う場で、2、3日は農産物の朝市や屋外映画上映会、手持ち花火大会など17の催しを企画した。
1992年から整備を始めた大手門公園(1万6千平方メートル)の最終工区に当たり、敷地面積1500平方メートル。事業費7200万円で月極駐車場を造り替えた。中央に芝生とステージがあり、工作体験ができるガレージ空間も。
社会実験は、ヨガや子どもたちによる遊具を使った遊び、スケートボード、映画上映会などを互いに迷惑をかけないよう時間帯を分けて実施。事務局ホームページで活用方法を募っている。キャッチボール禁止など制約の多い都市公園と一線を画し、市は「さまざまな使い方を時間を変えて共存させていきたい」としている。
2、3日の催しは市民や小諸商業高校の生徒らが話し合って実現。手作り児童遊具が置かれた芝生では子どもたちが飛び跳ねていた。