提供が始まった秋声をイメージした菓子=金沢市の中村記念美術館

提供が始まった秋声をイメージした菓子=金沢市の中村記念美術館

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秋声生誕150年で和菓子 記念館と吉はし 中村美術館で提供

北國新聞(2021年10月3日)

 文豪徳田秋声の生誕150年を記念し、金沢市の徳田秋聲(しゅうせい)記念館と吉はし菓子所が秋声をイメージした生菓子を制作した。中村記念美術館の喫茶室で2日から第一弾が提供された。3日まで。

 菓子はまだ青い柿の実を思わせる銘「最初柿(もしょがき)」。秋声が若き日に、師の尾崎紅葉から「柿も青いうちは鴉(からす)も突(つつ)き申さずそうろう」と未熟さを指摘されたエピソードにちなんだ。記念事業のために制作した特製の祝皿(いわいざら)に載せて提供される。

 9、10日、11月13、14日、12月11、12日の期間限定で、県産りんご「秋星」やバラ、クリスマスなど秋声にちなんだ菓子をそれぞれ用意する。記念事業は北國新聞社が特別協力する。

 徳田秋聲記念館は15日から、生誕150年を祝う秋声祝皿を限定販売する。秋声が愛した庭の植栽、小鳥たちをデザインし、金彩を施した丸皿で、シリアルナンバー入り。ホームページから申し込みを受け付ける。

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