社会実験に出店したキッチンカーを利用する人たち=10月2日、福井県福井市大手3丁目

社会実験に出店したキッチンカーを利用する人たち=10月2日、福井県福井市大手3丁目

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にぎわいづくりへ歩道を楽しい空間に JR福井駅周辺にベンチやテーブル、キッチンカー

福井新聞(2021年10月4日)

 福井県福井市のJR福井駅西口周辺で10月2日、歩道を有効活用しにぎわい創出につなげる「ふくみち」プロジェクトの社会実験が始まった。中央大通りと県庁線の計約140メートルにベンチやテーブルを設置したほか、キッチンカーなどが並んだ。17日まで実施する。

 実験は北陸新幹線県内開業を控え、国の「歩行者利便増進道路(ほこみち)」制度の導入に向け福井市が企画した。

 放送会館前や県庁線の歩道空間には、木製のテーブルセットやベンチ、ハンモックを設置。幅広い世代が楽しめる空間を演出するため、古本を並べた"図書館"や遊具がお目見えし、音楽ライブなどもあった。キッチンカーの出店もあり、訪れた人は秋らしい青空の下、ゆったりとした時間を過ごしていた。

 3歳と5歳の娘とランチを楽しんだ福井市の40代女性は「子どもが遊べる空間もあって一緒に楽しめた。ベンチもたくさんあり便利で、時間を見つけてまた来たい」と話した。

 期間中、キッチンカーは土日は午前11時~午後8時、平日は午前7~9時にモーニング営業する。時間や曜日によって出店者が入れ替わる。

 市はJR福井駅周辺をより快適な歩行空間にすることを目指し、中央大通りと駅前電車通り、県庁線でほこみち制度の導入を検討している。

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