塗装し直した火牛像=小矢部市の倶利伽羅県定公園

塗装し直した火牛像=小矢部市の倶利伽羅県定公園

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火牛像"お色直し" 倶利伽羅古戦場

北日本新聞(2021年10月8日)

 小矢部市の倶利伽羅源平古戦場で、8月中旬から進められていた火牛像2体の補修が終わった。全体を塗装し直し、艶やかで力強い姿を取り戻した。展望台横のベンチとテーブルも直し、周辺を訪れる観光客が気持ちよく散策できるようにした。

 コンクリート製の火牛像は1979年度に建てられ、市が度々補修してきた。最後の修繕から5年以上たち、色はくすみ、塗装ははがれて表面も欠けるなど傷みが目立っていた。

 補修では、もともとの彩色である焦げ茶色を塗装し、防水加工を施した。ベンチとテーブルは、より耐久性の高い木材に切り替えた。工事費は約100万円で、一部県の補助を活用した。

 市は、倶利伽羅合戦で平家の大軍を破った武将木曽義仲を主人公にしたNHK大河ドラマの実現を目指している。7日は市商工観光課の担当者が現地で仕上がりを確かめ、「大切な観光資源である火牛像を多くの人に見てもらい、源平合戦など小矢部の歴史を知ってほしい」と話した。

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