移転後では初めて全12羽を同時に並べる「十二の鷹」=金沢市の国立工芸館

移転後では初めて全12羽を同時に並べる「十二の鷹」=金沢市の国立工芸館

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国立工芸館移転後初「十二の鷹」ずらり 9日から1周年記念展

北國新聞(2021年10月9日)

 国立工芸館は9日から、石川移転開館1周年記念展「十二の鷹(たか)と明治の工芸」を金沢市の同館で開く。8日の内見会では、移転後では初めて全12羽を同時に並べる「十二の鷹」をはじめ、明治から現代までの約100点が披露された。

 重要文化財「十二の鷹」は、止まり木に鷹を横一列に並べた銅置物。帝室技芸員に選ばれた明治の金工家鈴木長吉が手掛け、高岡市出身の美術商林忠正が制作を監修した。

 今回は、1893年のシカゴ万博で初披露された姿を再現しようと、長年失われていた飾り布を復元。同館によると、伝統の煮色技法に加え、当時の最先端だった電気メッキで鷹の爪に金色を施したとみられ、新旧の技術を織り交ぜた作品とされる。富大芸術文化学部が3Dデータ化に取り組み、スマホなどで360度から鑑賞できる。

 このほか、加賀象嵌(ぞうがん)の名工八代水野源六や初代宮川香山の名作なども並べ、激動の明治を生き抜いた工芸家の気概を伝える。

 会見では中田英寿名誉館長が「デジタルの手法など新たな発信方法を取り入れ、多くの人に魅力を伝えていきたい」と語った。12月12日まで。

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