飲食店経営の松沢(飯田市)は11月19日、飯田市の名勝・天竜峡で笛や書道のパフォーマンスを鑑賞する舟下りの催し「天竜峡アート」を開く。12日はリハーサルを行い、天竜川沿いの岩や舟の上で笛奏者の森田梅泉さん(天龍村出身)が音色を響かせ、書道家の和全さん(飯田市出身)が力強く揮毫(きごう)した。
天竜峡の新たな楽しみ方を提案しようと今春に続いて2回目。同市の天竜峡温泉港で天龍ライン遊舟(飯田市)が運航する川下り舟に乗り、巨石「龍角峯(りゅうかくほう)」近くに停船。約30分のパフォーマンスを楽しみ、泰阜村の唐笠港で下船する。
12日は、神秘的な衣装をまとった森田さんの優雅な笛の音に合わせ、和全さんが竜の絵や文字を豪快に書いた。松沢取締役の折山尚美さん(50)らが音量や舟を止める位置を確認。折山さんは「通年イベントにして、天竜峡の魅力を広めたい」と話した。
午前10時からと午後2時からの2回。定員は各60人。税込み1万円。申し込みは折山さん(電話090・4180・2859)へ。