上田市日本遺産推進協議会と上田電鉄(上田市)は13日、市の日本遺産「レイラインがつなぐ『太陽と大地の聖地』~龍と生きるまち信州上田・塩田平」のデザインをラッピングした車両の愛称を「れいんどりーむ号」に決めたと発表した。278件の応募の中から選定。上田駅で、愛称を印刷したヘッドマークを車両に付けてお披露目した。
愛称は富山市の大学生、池田啓樹さん(19)が考案。同遺産を構成する文化財の一つで塩田平に伝わる竜神への雨乞い儀式を念頭に、雨を意味する英単語「レイン」と、上田電鉄別所線で別の車両の愛称に使われていた「どりーむ号」を合わせた。竜神への雨乞いは、ラッピングデザインの基にもなっている。
上田電鉄や推進協の関係者がこの日、上田駅で発表し、ヘッドマークを付けた車両が別所温泉駅に向けて出発する様子を見送った。同社の山本修社長は「日本遺産がより多くの人に認知され、訪れてもらえるよう、地域と連携して貢献したい」と述べた。
愛称は、日本遺産認定1周年、別所線開業100周年を記念して公募した。