プラスチックごみなどを再利用して作られた洋服をPRする「リサイクルファッションショー」が17日、富山市婦中町下轡田のファボーレで開かれた。市と日本財団が取り組む海洋ごみ対策の関連イベントで、来場者は楽しみながら環境保護への意識を高めた。
市と日本財団が連携して進める海洋ごみ削減プロジェクト「CHANGE FOR THE BLUE」の一環で実施。ファボーレを運営する富山フューチャー開発が協力した。
ショーにはリサイクル素材を使った商品を扱う8ブランドが参加した。海洋プラスチックごみを再利用した繊維などで作る洋服をモデルが着こなし、次々とランウェイに登場。来場者が拍手を送っていた。会場には別のコーディネートを紹介するマネキンも展示された。
ショーに合わせファボーレでは1~10日、消費者から不要になった衣料品や雑貨を回収するブースを設置し、洋服や帽子、靴など約3万7千点が寄せられた。集まった物品は東南アジアでボランティアに取り組むNPO法人ブリッジエーシアジャパン(東京)を通じてリサイクルされ、現地での支援活動に役立てられる。