ピーエーワークス(南砺市)制作のアニメ「白い砂のアクアトープ」を監修した魚津水族館(魚津市)で特設展示が開かれている。アドバイスの具体例を示し、水族館をリアルに描いた作品の背景を伝えている。11月30日まで。
「白い砂の-」は沖縄の水族館で働く少女と東京から来た少女を軸にした物語。県内では7月から富山テレビ放送で放送中。インターネット配信もしている。
展示では、ペンギンの体重の量り方や餌の与え方などについてやりとりした会員制交流サイト(SNS)の内容と、作品に反映されたことを紹介している。プロモーション映像を流し、撮影用にキャラクターの等身大パネルを設けた。
本作では同館スタッフが驚くほど、魚の姿や飼育の様子が忠実に描かれている。不破光大学芸員は「普段は表に出ない作業も盛り込まれている。作品を通じて水族館について知ってもらいたい」と話した。