工芸都市高岡2021クラフトコンペティションの審査結果が20日、発表され、竹内淳さん(長野県)の「薪(まき)ストーブ」がグランプリに選ばれた。
「薪ストーブ」は、燃焼部を支える脚が2本というシンプルなデザイン。薪の出し入れが容易になっており、燃焼室ドアや空気調整口の細部までよく考えて作られている点などが評価された。
全国の324人から木工や金属など370点の応募があった。大治将典審査員長ら5人が審査した。
入賞作と市内作家の入選作計18点は、22~24日に富山県高岡市の御旅屋セリオで開かれる工芸都市高岡2021クラフト展で展示する。入賞・入選作全106点は22日からクラフトコンペティションのホームページで紹介する。
同コンペは県、高岡市、高岡商工会議所などでつくる実行委員会主催。
▽準グランプリ=中村圭(大分県)「盛りかご"冊"」▽審査員賞=露木健太(岐阜県)「柑橘絞り」、久保田新一(北海道)「石器ナイフ」、北村隆浩(神奈川県)「余光」、藤吉真理(埼玉県)「平豆皿『霜柱』」、無地工房(香川県)「若森松 漆俎板 -訳あって俎板に漆塗りました-」▽奨励賞=Shy Shadow(米国)×佐野政製作所(高岡市)「View Point」、クリエイ党、野阪和史(高岡市)「Akeru」