運転士(左)に花束を渡す園児=新黒部駅

運転士(左)に花束を渡す園児=新黒部駅

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30回目「くろワンきっぷ」スタート 500円で黒部市内一日乗り放題

北日本新聞(2021年10月24日)

 黒部市内を走る富山地方鉄道の電車と一部の路線バスが、500円で一日乗り放題になる「黒部ワンコイン・フリーきっぷ『楽駅停車の旅』2021秋」(くろワンきっぷ)の出発式は23日、新黒部駅近くの市ふれあいプラザで行われた。公共交通の利用促進や地域の魅力の再発見を目的に、毎年春と秋に実施している恒例行事。ことしは15周年、30回目の節目に当たり、出席者は取り組みが長く続くことを願った。

 出発式で黒部ワンコイン・プロジェクトの菅野寛二リーダーと富山地鉄の村井義治取締役鉄軌道部長、大野久芳市長が「30回まで継続でき、うれしい。黒部の紅葉を楽しんでもらえると思う」などとあいさつ。三日市保育所の年長児33人が、くろワン体操を披露し、このうち松田丈二君が関係者と共にテープカットした。新黒部駅に移動し、惣万夏姫(なつき)ちゃんと島那央ちゃんが、篠原智哉運転士に花束を贈った。

 くろワンは2007年にスタートした。今回の対象期間は11月23日までの土、日曜、祝日の計12日間。500円(小学生250円、未就学児無料)で、富山地鉄の電鉄石田-宇奈月温泉間と、路線バスの新幹線市街地線、生地循環線が一日乗り放題になる。沿線の寺での座禅体験や、秋咲きの桜巡りなどのイベントも予定している。

 NPO法人黒部まちづくり協議会黒部ワンコイン・プロジェクトと富山地鉄主催、北日本新聞社など共催。

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