富山県高岡市の国宝瑞龍寺と国重要文化財の勝興寺、臨済宗国泰寺派本山の国泰寺を軸にしたモニターツアーが26日始まり、日本在住の中国人が高岡の魅力を堪能した。27日まで。
「県西部観光社 水と匠(たくみ)」が、異文化への関心が高い富裕層をターゲットにしたツアーの企画に取り組んでおり、関東から編集者やユーチューバーら中国人5人を招いた。
同市太田の国泰寺で尺八演奏と読経法要を見学し、地元産タケノコを使った精進料理を味わった。旅行社を経営する雷蕾(レイレイ)さんは「尺八を聞いて心が落ち着いた。お寺で聞くと違うふうに聞こえてくる」と話した。
同市伏木古国府の勝興寺では通常公開していない経堂や金の間を拝観し、おりんを使ったヨガを体験。このほか、雨晴海岸の景色を楽しみ、千本格子が並ぶ金屋町を散策した。