埋蔵文化財調査が行われている二の丸広場=金沢城公園

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二の丸御殿復元 金沢城公園で24年に着工

北國新聞(2021年10月28日)

 金沢経済同友会と谷本正憲石川県知事との意見交換会は27日、金沢市の金沢ニューグランドホテルで開かれた。谷本知事は、金沢城二の丸御殿の復元整備について2024年に着工する方針を示した。客人の控室「虎の間」には総金箔(きんぱく)張りの壁や杉戸に、加賀藩出身の絵師、岸駒(がんく)と岸岱(がんたい)親子が手掛けた5頭の虎が描かれていたことも判明した。県は五十間長屋などに二の丸御殿の模型や関連史料を紹介する情報発信拠点を設け、機運を高める。

 県は今年度、藩主が政務を執った「表向(おもてむき)」の正面周辺の基本設計を進めている。「表向」の約1800坪のうち、玄関や大広間などの主要部約1千坪を復元する計画だ。22年度から実施設計に入る。金沢経済同友会側が復元整備に向けた作業の進ちょくをただした。

 県が「虎の間」に関する調査で、大工や侍の備忘録などから、総金箔張りの壁に「走る虎」「水を飲む虎」「うずくまる虎」が描かれていたことを確かめた。

 加えて、杉戸2枚に「洞穴から走り出る虎」と、別の虎が書かれていたことも分かった。

 前田育徳会や京都御所が岸駒、岸岱親子の虎の作品を所蔵していることから、それらを基に復元が可能だと判断した。

 天井裏の構造については史料がないものの、同時代に造られた成巽閣(せいそんかく)や松風閣(しょうふうかく)を参考に復元作業に入る。

 情報発信の拠点として五十間長屋や二の丸案内所に模型や史料、PR映像などを用意し、県民や観光客に歴史と文化を伝える。

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