石川県沖のカニ漁が6日午前0時に解禁となり、金沢や能登、加賀の各漁港からは約100隻が5日夜、初物を求めて出港した。県漁協は今年、県産ズワイガニの雄のうち、厳選な基準を満たした最高級品を「輝(かがやき)」のブランド名で売り出し、全国的には知名度の低い「加能ガニ」をアピールする。
県漁協によると、初物は6日午後に水揚げして競りに掛けられ、7日に店頭に並ぶ。県漁協かなざわ総合市場と加賀支所では6日夜、よりすぐりの1匹を競りに掛けて最高額を決める「蟹―1(かにわん)グランプリ」が行われる。「輝」の水揚げがあった場合は「輝」だけを集めた特別な競りを実施する。
漁期は雌のコウバコガニが12月29日まで、加能ガニが来年3月20日まで。