廃材を使った作品の展示位置を調整する占部史人さん(左)=11月5日、福井県あわら市の金津創作の森美術館

廃材を使った作品の展示位置を調整する占部史人さん(左)=11月5日、福井県あわら市の金津創作の森美術館

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廃材からポップなオブジェ 福井県あわら市で「占部史人展」

福井新聞(2021年11月6日)

 福井県あわら市の金津創作の森美術館の「占部(うらべ)史人展 ガンジス河の砂の数ほどの孤独」(福井新聞社共催)は6日開幕する。廃材で作ったポップなオブジェが並ぶ会場では5日、展示位置や照明の最終調整が行われ、開場準備を整えた。

 浄土真宗の寺に生まれた造形作家の占部さん(静岡大講師)が「生命は姿を変えて流転する」という仏教観の下、がれきやブリキ、ガラス廃材、土や石から作った作品群。

 苔(こけ)庭のジオラマや遺跡を連想させる陶のオブジェ、土器や矢尻を宙づりにしたインスタレーション、小箱に入ったミニチュアの車などが並ぶ。

 7日午前10時半から対話形式の鑑賞会がある。

 会期は12月12日まで(月曜休館)。一般600円、65歳以上と障がい者は半額、高校生以下と障がい者の介助者は無料。入場はホームページからの予約制。予約なしでも入場できるが、混雑状況によって待つ場合がある。金津創作の森美術館=電話0776(73)7800。

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