上田市の上田城跡公園で６日、「上田城紅葉まつり」（信州上田観光協会主催）が２日間の日程で始まった。昨年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小したため、例年通りの開催は２年ぶり。イチョウなどが鮮やかに色づいた公園で、来場者は露店での食事や特設ステージで披露された太鼓の演奏を楽しんだ。

　初日は上田城太鼓まつりを同日開催し、九つの団体が迫力のある演奏を披露。上田市では祭りの中止が相次いでおり、会場では「久しぶりに太鼓の音を聞けた」と喜ぶ声が聞かれた。有志でつくる信州真田鉄砲隊が火縄銃で空砲を放つ「鉄砲演武」もあった。

　会場では、ご当地グルメ「美味(おい)だれ焼き鳥」や地元産フルーツを使ったジェラート、アユの塩焼きを販売。７日は真田十勇士や真田幸村に扮(ふん)する「信州上田おもてなし武将隊」をはじめ、新潟県や熊本県の武将隊などが一堂に会する「戦国ギグ」がある。公園近くの市観光会館ではスイーツフェアも開いている。

　信州上田観光協会は「地域のお店や観光地を巡るきっかけにしたい」としている。午前９時～午後４時２０分開場。検温や手指の消毒をして入場する。