あでやかに舞う出演者=金沢市の石川県立美術館ホール

あでやかに舞う出演者=金沢市の石川県立美術館ホール

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芸妓の舞、開幕 22年3月まで全33回

北國新聞(2021年11月9日)

 金沢三茶屋街の芸妓衆による踊りや太鼓を楽しむイベント「金沢芸妓の舞」(北國新聞社後援)は金沢市の石川県立美術館ホールで始まり、市民や観光客が磨きぬかれた芸の粋を堪能した。来年3月23日まで全33回開かれる。

 初日はひがしの芸妓6人が出演。舞踊「紅葉(もみじ)の橋」「加賀鳶(とび)」に続き、「さわぎ」では扇を手に華やかな舞を繰り広げた。家族で金沢旅行に訪れた松田京子さん(48)=大阪市=は、お座敷遊び体験で太鼓を打ち鳴らし「芸妓さんと間近で交流できて楽しかった」と満足そうに話した。

 公演はひがし、にし、主計町の芸妓が11回ずつ登場し、回ごとに演目や出演者の顔触れが変わる。

 茶屋「八しげ」の女将(おかみ)真砂美(まさみ)さんはコロナ禍で芸を披露する機会が減ったとし「芸を見ていただけるうれしさ、心地よさを感じた。古くから継承されてきた金沢ならではの文化を伝えたい」と話した。料金は一般千円、団体(15人以上)800円。定員80人。

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