山下調理長(右)から料理の説明を受けながら味見する生徒

山下調理長(右)から料理の説明を受けながら味見する生徒

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イワシ水煮でサンドイッチ 滑川高とANAホテルがコラボ

北日本新聞(2021年11月12日)

 滑川高校海洋科の生徒が作った富山湾のイワシの水煮を使い、富山市のANAクラウンプラザホテル富山がサンドイッチを考案した。早ければ年内にもホテル内のレストランで提供する。11日に同ホテルで試食会があり、生徒らが味や見た目を確かめた。

 滑川高海洋科は、持続可能な開発目標(SDGs)の一環として、ホタルイカ漁の定置網に入り込むイワシを使い、水煮や缶詰、梅ゴボウ煮などを商品化してきた。SDGsや地産地消に取り組むANAクラウンプラザホテル富山がこの活動を知り、6月にコラボを依頼した。

 洋食調理長の山下晃司さんがイワシの水煮でベトナム風サンドイッチを試作した。酢漬けした千切り野菜と、オリーブオイルやニンニク、ブラックペッパーで香りを付けた水煮をバゲットで挟んだ。甘酸っぱいエスニックソースも添えた。

 試食会には、イワシをさばいて水煮をパック詰めした生徒11人と教員2人が参加。アンケートには「おいしいし見た目もきれい」「もう少し辛いソースがあったらいい」などと用紙に書き込んだ。料理名の案も出した。

 アンケートを基に山下調理長が改良を加え、12月下旬~来年1月の販売開始を目指す。

 堀井愛花さん(18)は「私たちが作った水煮がおいしく調理されて驚いた。多くの人に食べてもらえたらうれしい」と話した。

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