黒部市は13日、2019年に市内で開かれたアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のライブ「ももクロ春の一大事」の特別展とライブ映像上映会を宇奈月国際会館セレネでスタートさせた。当時の熱気と感動を伝える内容にファンが見入った。23日まで。
ライブは宮野運動公園であり、2日間で3万人余りが来場した。ももクロは14日、市国際文化センター・コラーレでのNHKのど自慢に出演する予定で、市は特別展などと連動させて地域活性化につなげたい考え。
セレネ小ホールでの特別展は、熱唱する場面や、市内各地を訪れた際の様子を捉えた写真などのパネル138枚を紹介している。衣装やメンバーの手形、当時の号外なども並べた。
大ホールを用いたライブ映像の上映会は23日までの土曜、日曜、祝日に開く予定。特別サイトで観覧の予約を受け付けている。
聖地巡礼スタンプラリーも23日まで実施する。当時、メンバーが訪問した「くろべ牧場まきばの風」など市内5カ所のスタンプを集めると記念品をもらえる。
2年前にライブを鑑賞したという富山市水橋桜木の尾崎潤子さん(51)は、スタンプラリーで市内を巡り「ももクロと黒部のつながりを感じることができ、うれしい」と話した。