おせち昆布を紹介する高桑さん。水で戻した昆布は右上から時計回りにタケ、ナンテン、ウメ、マツ

おせち昆布を紹介する高桑さん。水で戻した昆布は右上から時計回りにタケ、ナンテン、ウメ、マツ

富山県 富山・八尾 特産

細工昆布 おせちに彩り 富山の高桑乃し店

北日本新聞(2021年11月16日)

 富山市総曲輪3丁目の結納品店「高桑乃し店」は、縁起物として知られる松竹梅とナンテンをかたどった4種の細工昆布を「おせち昆布」と銘打ち販売している。昆布は「よろこぶ」と語呂が良く、おせち料理にぴったりな飾り付けができる。

 同店では以前から、おわらの踊り手や四季の花木をかたどった細工昆布を商品化。季節ごとに3種類ずつ考案しており、そのうち正月飾りに使われる冬のナンテンなどをセットにした。

 大きさは約2センチで、お湯や水で戻すと2倍ほどになる。だて巻きやかまぼこなど色味が明るい品に映えるという。同店の高桑稔さん(60)は「おせちの中でも昆布は引き立て役だが、一流の脇役になってもらいたい」と話した。

 おせち昆布は、4種8枚入りで900円。12月下旬まで取り扱う予定。

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