新たな協定をアピールする、左から田辺代表取締役、佐藤健・飯田市長、高橋充・南信州観光公社社長

新たな協定をアピールする、左から田辺代表取締役、佐藤健・飯田市長、高橋充・南信州観光公社社長

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飯田に訪れたくなる仕組みを 市など民泊仲介サイトと連携

信濃毎日新聞(2021年11月17日)

 民泊仲介サイト大手エアビーアンドビーの日本法人と飯田市、南信州観光公社(飯田市)は16日、農家民泊や空き家を活用して関係人口の増加に取り組む連携協定を結んだ。新型コロナウイルス感染収束後やリニア中央新幹線開業を見据え、名勝・天竜峡を中心に宿泊客と地元の店、サービスをつなげる態勢を整える方針。農家民泊の受け入れ農家の新規参入につながるという期待もある。

 エアビーが自治体などと協定を結ぶのは全国で7例目。県内では県観光機構や辰野町と締結している。今後、市の空き家バンクと連携して移住・定住をPRしたり、主に農業を生業とする受け入れ農家にエアビーへの参入機会を伝えたりする。飯田下伊那地域では観光公社が窓口となって修学旅行などの団体客を受け入れており、エアビーは個人客向けの対応をする。

 天竜峡周辺は農家民泊が盛んで、近年は移住者がゲストハウスを開くなどの動きがあり、態勢づくりの場所に選んだ。同日、市役所で協定書に署名したエアビーの田辺泰之代表取締役は「飯田に再訪したくなる仕組みをつくる。地域とゲストをつなげる役割を果たしたい」と話した。

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