東御市出身の俳優丸山智己さん(46)が17日から2日間の日程で、市のPR動画撮影に臨んでいる。観光地や運動施設など計10カ所を回る予定。5月に市ふるさとPR大使に任命されており、この日は市役所で名刺も受け取った。「地域の皆さんとさらなる魅力を発掘し、全国、全世界に東御を知ってもらいたい」と意気込みを語った。
この日、市役所に到着した丸山さんを職員や住民らが拍手で出迎えた。花岡利夫市長は「心待ちにしていた」と歓迎。放映中のドラマでの活躍を楽しみにしているとし「丸山大使に負けない良い古里にしていきたい。力を貸していただきたい」と述べた。
新型コロナウイルス感染拡大やスケジュールの都合で訪問できずにいたという丸山さんは「ようやくごあいさつできて実感が湧いてきた。責任重大だが、頑張りたい」と話した。
初日は4カ所を巡り、PR動画などを撮影した。旧北国街道海野宿では、冷たい風が吹く夕方の町並みを和服姿で歩き、かつての宿場の様子や雰囲気を伝えた。
18日は6カ所で撮影する予定。うち1カ所は母校の滋野小学校で児童との交流も予定している。丸山さんは「校内に入るのは卒業して以来。どのくらい懐かしい風景が残っているのか、わくわくしている」と楽しみにしていた。