発表された大花壇の地上絵のデザイン(右)。奥ではチューリップ球根の植え込み作業が進む

発表された大花壇の地上絵のデザイン(右)。奥ではチューリップ球根の植え込み作業が進む

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大花壇デザイン、ハートと星マークで愛らしく

北日本新聞(2021年11月19日)

 砺波市花と緑と文化の財団は18日、来春の第71回となみチューリップフェアのメイン会場となる砺波チューリップ公園(同市花園町)の大花壇のデザインを発表した。13品種21万本のチューリップで中央に大きなハートマークを描き、笑顔の星を並べて愛らしく親しみやすい地上絵とする。

 第71回のテーマは「花が彩る 星の数ほど愛と希望(ゆめ)」。赤の「とやまレッド」や「レッドプラウド」で愛を象徴するハートを表現し、黄の「黄小町」とピンクの「アテラ」で星を作る。

 2600平方メートルの大花壇にさまざまな品種のチューリップで描く地上絵は、フェアの見どころの一つ。中生(なかて)と晩生を合わせて7割、極晩生を3割植え、14日間の会期を通して楽しめるようにする。開幕時には全体の3割が開花する見込み。

 この日は、大花壇でチューリップ球根の植え込みが始まり、県花卉(かき)球根農業協同組合員や生産農家ら17人が作業した。今月末までに完了する予定。

 フェアは来年4月22日~5月5日。デザインを考案した同財団企画普及係の三上亜紀代主任(47)は「子どもにも分かりやすいようシンプルなものにした。幅広い世代に地上絵を楽しんでほしい」と話している。

 旧チューリップタワーの跡地で整備が進む円形花壇のデザインも発表された。400平方メートルに13品種3万本のチューリップなどを植え、来春に黄色の星が浮かび上がる。21日には、花壇中央に設置する旧タワー先端の花形オブジェの除幕式が行われる。

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