一乗谷朝倉氏遺跡の魅力を伝えるサテライト展示=11月20日、福井県福井市のハピリン

一乗谷朝倉氏遺跡の魅力を伝えるサテライト展示=11月20日、福井県福井市のハピリン

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一乗谷朝倉氏遺跡博物館の見どころを一足早く 来秋開館、ハピリンでPR展示

福井新聞(2021年11月22日)

 福井県福井市一乗地区で来年10月に開館予定の一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)をPRするサテライト展示「サキドリ! 新一乗谷博物館」が11月20日、同市のハピリンで始まった。遺跡や出土品、博物館の見どころを紹介している。来年3月までの予定。

 博物館の開館に向け、遺跡の価値や魅力を知ってもらおうと県が企画した。ハピリン3階のパブリックスペースに、屏風(びょうぶ)型の大型モニターを設置し、朝倉氏と城下町の栄枯盛衰を映像で分かりやすく紹介。朝倉家当主が生活した居館の一部を原寸再現する「朝倉館」など、博物館の概要をパネルで説明している。

 出土品を学ぶコーナーでは、寝具を温める笏谷石製の道具「バンドコ」、昔の将棋で使われた駒「酔象(すいぞう)」などのレプリカを展示。京都府から訪れた男女の2人は「今から本物の遺跡を見に行くので、とても参考になった」と話していた。

 期間中はさまざまなイベントが企画されている。この日はアイロンビーズを使って刀のつばの形をしたコースターを作るワークショップが開かれ、家族連れらでにぎわっていた。

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