加賀市の住民有志らでつくる大聖寺城址保存会は24日までに、大聖寺城跡の錦城山に史跡の由来や道順などを記した看板24枚を設置した。既存の看板と合わせて計56枚となり、散策に訪れた観光客らに城の歴史文化に触れてもらう。
保存会によると、城跡は近年の山城ブームで観光客が増えている。加賀市の「歴史都市」認定を受けてさらに注目が集まるとみて、看板を増やした。
石垣の一部に埋め込まれた飾り石「鏡石」や、敵の侵攻を阻止するため築かれた「大土塁」などの役割を説明している。
24日、現地で行われた披露式では、毛利修会長が「北陸新幹線の県内全線開業を前に、案内人の養成にも努めたい」と大聖寺の歴史発信に意欲を示した。