渋田見さん(右)の解説とともに作品を楽しむ来場者ら

渋田見さん(右)の解説とともに作品を楽しむ来場者ら

長野県 松本・上高地・美ヶ原 祭り・催し

松本「パルコde美術館」 展示解説で「身近に」

信濃毎日新聞(2021年11月26日)

 松本市の松本パルコで開催されている信州ゆかりの現代作家作品展「パルコde美術館」第3期の展示解説が25日、会場で行われた。市美術館学芸員の渋田見(しぶたみ)彰さん(44)が、作家6人の作品の主題や見どころを説明。来場者は耳を傾けながら鑑賞した。

 ペンギンやゾウガメなど本物さながらの彫刻が並ぶ大曽根俊輔さんの展示室では、「漆で布などを貼り固め、肉感を表現している。仏像の制作にも用いられる技法」「作者が実際に見て気に入った動物がモデル」などと紹介。解説を聞いた松本市庄内の佐々木悦子さん(86)は「現代アートはあまり馴染みがなかったが着眼点や創作のエピソードを聞いて身近に感じられ、面白かった」と話していた。

 パルコde美術館の累計来場者はこの日、2万人に達し、2万人目に記念品が贈られた。展示解説は12月9、23日の午前11時からも行う。同18日には市美術館の小川稔館長と出展作家によるトークイベントもある。

今月のお得な国内ツアー びゅう

松本・上高地・美ヶ原 ニュース

松本・上高地・美ヶ原
イベント

松本・上高地・美ヶ原
スポット