軽井沢町の市街地で、イルミネーションの点灯など冬の観光シーズン入りを告げる催しが次々と始まり、街に華やぎを添えている。しなの鉄道中軽井沢駅前では、隣接する町地域交流施設「くつかけテラス」がイルミネーションを点灯。来年2月末まで町内各所で多彩な催しが開かれる恒例の「軽井沢ウインターフェスティバル」も開幕した。
同駅前で21日夜にあった点灯式では、サンタクロースやトナカイの格好をした合唱団などが音楽で会場を盛り上げ、一足早いクリスマスの雰囲気に。午後6時すぎ、電飾が一斉に点灯され、花火が打ち上げられると、集まった人たちは写真や動画を撮って楽しんだ。くつかけテラス施設長の菅谷弘さん(74)は「新型コロナウイルスも収まってきて、みなさん待ち焦がれていたようです」と話した。
軽井沢ウインターフェスティバルでは、軽井沢駅から旧軽井沢に向かう軽井沢本通りなどでイルミネーションを点灯。期間中、町内の47店で飲食や買い物をすると特典が当たる「ぐるっとマルシェ」や、白糸の滝のライトアップ、園児を対象にしたお菓子作り教室、結婚式会場の見学ツアーなどがある。町と実行委員会の主催。問い合わせは事務局(電話0267・41・3850)へ。