「金沢だいこん葉付き」の出荷作業に励む生産者=金沢市粟崎町4丁目のJA金沢市砂丘地集出荷場

「金沢だいこん葉付き」の出荷作業に励む生産者=金沢市粟崎町4丁目のJA金沢市砂丘地集出荷場

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金沢だいこん 名称を一新、葉付きで初出荷

北國新聞(2021年11月27日)

 県内外の消費者に産地と特長を分かりやすくPRしようと、金沢市大野地区で栽培される「冬作(ふゆさく)だいこん」の名称が「金沢だいこん葉付き」に生まれ変わった。26日は生産者4人が初めての出荷作業に励み、粟崎町4丁目のJA金沢市砂丘地集出荷場に、みずみずしい葉を付けた美白の大根約230キロが運び込まれた。

 冬作だいこんは、市の農産物ブランド「金沢だいこん」を冬場も味わってもらおうと2018年から栽培されてきた。今月中旬まで出荷されていた秋冬作に比べ甘さが増すほか、料理に重宝する葉っぱも付けたまま出荷することで消費者に人気という。

 栽培4年目の今季は、寒い日が続いたことで甘味を蓄え、品質は上々。作付面積は60平方メートル増えて2600平方メートルで来年1月下旬まで約25トンの出荷を見込む。

 27日午後以降、県内や大阪のスーパーに並ぶ。冬作大根部の吉川康信部長(48)は「冬の大根のおいしさをたくさんの人に知ってほしい」と話した。

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