女性の落語愛好家が腕前を競う「第13回ちりとてちん杯全国女性落語大会」の決勝大会が11月28日、福井県小浜市まちの駅・旭座であり、グランプリのちりとてちん大賞に立の家(たつのや)やよいさんが輝いた。
前日の予選を勝ち抜いた6人が、持ち時間1人15分以内で落語を披露した。
立の家さんは、古典落語「つる」を披露。軽妙な語りで会場に詰めかけた約90人の笑いを誘った。
4回目の挑戦で栄冠をつかんだ立の家さんは、大学時代に落語に親しんだが卒業後は遠ざかっていた。約5年前、ちりとてちん杯を見て「もう一度やってみよう」と落語に再び挑戦していた。立の家さんは「予選、決勝とも手応えはなく(グランプリに)自分の名前が呼ばれるとはまさか思っていなかった」と喜びを語った。
準グランプリに、参遊亭遊若(さんゆうていゆうじゃく)さん、3位にいちご家ぱふぇさんが選ばれた。