新巻きザケの天日干しが28日、富山市柳町の「鮮魚河瀬」で始まり、約800本が店先にずらりと並んだ。5日間ほど寒風にさらし、うま味を引き出す。
この日は最低気温が富山2・6度、高岡(伏木)3・5度と、県内8地点で今季一番の冷え込みとなった。早朝から従業員12人が塩漬けされたサケを水洗いした後、口に荒縄を結んで次々と台車につるしていった。1本2・5~5キロで、価格は7千~2万円。12月3~5日に販売する。
河瀬聡社長は「今年は過去にない不漁で確保に苦労した。今日は朝から寒く、サケにとっていい日になった」と話していた。