語呂合わせで「飯田焼肉の日」と日本記念日協会(佐久市)に登録されている29日、飯田市上飯田のJR飯田駅前で長さ11・29メートルの鉄板で肉を焼き、食べる催しがあり「最も長い鉄板」とギネス世界記録に認定された。一帯は焼き肉の煙と歓喜に包まれた。
鉄板は食肉販売業者などの実行委員会がクラウドファンディング(CF)で集めた約280万円で制作。記録を認定する会社「ギネスワールドレコーズジャパン」(東京)の公式認定員が「10メートル以上か」「機能的か」見極める中、実行委員約10人が地元産の黒モツ(牛の胃)やマトン(羊肉)など約30キロを焼いた。CFに協力した約100人が「おいしい」「焼き肉は久しぶり」と味わい、「認定」と伝えられると拍手が起きた。
使った鉄板は、同市川路の農業リゾート施設「ココロファームビレッジ」に3カ月ほど展示する。実行委員長の吉川武彦さん(67)は「毎月29日と2月9日は『肉の日』、8月29日は『焼き肉の日』。その都度、焼き肉文化を飯田の宝として広めたい」と力を込めた。