来年のえとのトラをかたどった和紙人形作りが、南砺市の世界文化遺産・相倉合掌造り集落の和紙漉(す)き体験館で進められている。農事組合法人五箇山和紙(同市下梨・平)の職人が一つ一つ丁寧に絵付けしている。
和紙を裁断する時に出るくずや、紙すきで残ったコウゾを再利用して人形を成形し、その上に張った和紙に絵付けして仕上げる。
伝統工芸士の前崎真也代表理事は「来年はみんなにとって幸せな一年になるよう、願いを込めて作っている」と話した。問い合わせは五箇山和紙、電話0763(66)2016。