有毒の長いトゲがあるアラサキガンガゼ(左)と、はさみの力が強いアカイシガニ

有毒の長いトゲがあるアラサキガンガゼ(左)と、はさみの力が強いアカイシガニ

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触ると危ない珍種展示 魚津水族館

北日本新聞(2021年12月5日)

 富山県魚津市の魚津水族館は、長い有毒のトゲを持つアラサキガンガゼと、はさみの力が強いアカイシガニの展示を新たに始めた。いずれも今秋に富山湾で捕獲されたもので、県内では珍しいことや、触るとけがをする恐れがあることを紹介している。

 アラサキガンガゼはウニの仲間で、これまで県内では発見の記録がなかった。4センチを超すトゲは一度刺さると抜けにくく、腫れなどを引き起こす。同館飼育員の楢崎樹さんは「見慣れないウニには触らないでほしい」と注意を呼び掛ける。

 同館では初展示のアカイシガニはイシガニの仲間で、赤い体色が特徴。刺激されると攻撃的になり、はさみで挟むとなかなか離さないという。楢崎さんは「イシガニなどを含め、持ち方を誤ると危ないことを知ってもらいたい」と話した。

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